結果が出る正しい努力をしていますか?
大学受験ともなると、単なる暗記や反復学習では太刀打ちできない場面が出てきます。
今の努力を毎日続けていけば、偏差値が上がり実力がついてくるという確信はありますか?
物事を本質から考えることで、この悩みは解消します。
本質から理解をするということは、あなたの知識の背景を深めることになり、考える知見が芽生えてきます。
苦手な単元ほど暗記に頼りがちです。理由は、肝心なことが理解できていないからです。そしてその分の埋め合わせとして、たくさんの時間をかけて練習問題を解きまくる。このような間違った努力をしがちです。
勉強とは、理解が5割、問題練習が4割、手際よく処理していく力が1割です。なんとなく理解しているような感じでは良い結果は出ません。苦手な単元を克服するためには、勉強方法を変える必要があります。
また、勉強の仕方がわからないという声は、たくさん聞かれます。よく話を聞いてみると、苦手な単元になると全くの思考停止状態で、あいまいな記憶を頼りに問題を解いており、理解したというよりは、パターンをマスターしたと勘違いされた勉強をしている受験生が多々いらっしゃいます。
解いた内容に関して質問をしてみるとご自分の言葉で答えられない受験生がほとんどです。こういう時は、言葉の用語や意味を人に説明できるくらいもう一度勉強してみてはいかがですかとアドバイスしております。
1つの事柄に、なぜ? という問いをして、答えられれば、1つ理解が深まったことになります。さらにその得られた答えに、再び、なぜ? という問いを発して答えを見つけられれば、さらに理解が深まった勉強になります。そして、得られた答えに、最後のなぜ? を問いかけると、本質が現れてきます。
このように、なぜ? を3回問うことで得られた答えや見解に本質が見えてきます。なぜ? という問いに答えるためには、いろいろと調べなければなりません。調べていく過程も勉強のうちなのです。
こうして得られた知見は、この事柄に関係するあらゆる場面で活用できるようになります。
さらに、まだ理解できていない事柄を本人が認識し始めてきます。時間は多少かかるけれども、調べる勉強時間や、納得のいく答えを探すまでの時間が増えてきます。
気がついたら、1つのことを本質から理解する勉強をしていたら、関連事項が5つくらいあり、これらもすんなり、連鎖反応で理解できたということも起きます。
入試は、未知の問題との遭遇です。その未知の問題を切り崩す勉強をしていなければ、突破できません。これは大学入試に限ったことではありません。この世のすべての難関試験や人生を左右する重要な試験において、未知の問題を切り崩し、突破する実力が必要なのです。
暗記の繰り返しや練習問題の反復練習、傾向と対策だけでは、難関校突破は厳しいです。決まった頭しか使えていないからです。
難関校を突破した受験生には、2つのタイプがあります。1つは、記憶力が抜群に優れているタイプの受験生、もう1つのタイプは、根本から考える習慣をつけている受験生です。
未知の問題を切り崩す力のある受験生、これからの人生の岐路に立たされる重要な試験、大学に入ることが目的の受験生、大学に入ってからもさらに実力をつけていく受験生、どれもその人にとっては、正しいあり方だと思いますが、受験を控えたあなたにとって今、何が必要かを考えてみることが大切です。
深く考える習慣をつける勉強をしよう
勉強をしていて、確実に実力がついてきたという実感が湧かないと、本当の実力はつきにくい。時間をかけて勉強をしたという自己満足の世界が残るだけです。
何をすることが大切か? どこまで理解を深められることができるか最優先。
本質から理解する勉強をしていれば、問題集を解くたびに実力(新しい気づき)がついてくる。
本質から勉強をすることで、物事に対する深い知見が得られる。本物の勉強は、その努力を裏切らない。